中国市場で外資が勝つ秘策はあるか?
多くの日本企業が撤退した中国市場は、そのあまりに巨大な故に安易に飛びついたためにその結果を示した。
その中、生き残りをかけたパナソニックが注目されているが、そもそも習近平にとって中国市場は資本家・企業に対する「撒き餌」でしかなかった。
端から市場を資本経済圏に渡す気などなかったし、これからもちょろちょろとその餌を小出しにしながら、世間知らずの小国から順に吊りを楽しむのは変わらない。
それに抗うトランプ氏を今もバッシングする向きが多いのは、彼のやり方があまりにアグレッシブだったことが誤解を招いているが、大雑把にしても基本的な軸はその反抗には理にかなっている。
パナソニックのささやかな抵抗は、決して無駄ではないものの、例え実を結んでもその成果は期待の大きさに叶わないものになる可能性が高い。
もしそれが裏切られるとすれば、その時は偶然、中国政府の懐事情から外資を受け入れざるを得なくなるという偶然が起こった場合でり、一企業の実力でなし得るほど甘いものではないだろう。
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その、中国を牛耳る自称ナルシスト。
ヤツがウケているとすれば、その理由は簡単な話。
世界には、
偶像崇拝にリアリティを見出そうとする小物野郎が多すぎるからとしか思えない。
もう少し具体的言えば、
彼が成功する背景は、中国の莫大な人口に支えられた絶対的な市場を、誰にも邪魔されずにコントロールする立場だということだけではない。
その市場を餌に釣りをする能力が高いのか、
もう一つ、その極めて特殊な経済条件にもかかわらず、
他国のなかに小物のくせに、自分も大物になれると勘違いする自称野望家が、安易な中華ビジネスモデルに手を染めようと、欲をかいているからだ。
冷静になれよ。
特殊な市場の成功例は、武器と情報統制で固めた中国でこそできているもの、それをその何倍もの世界市場で誰が牛耳れるんだよ。
その絵に書いた餅の野望を実現しようとするヤツに加担しても、使い捨てにされるのに、しかも自国の国民を奴隷に差し出しまで、頭を垂れるヤツ、
それを、小物って言うの。
中国そのものを食ってかかろうとする経営者や政治家は、それを知っている。
方法はさまざましても、目先の欲に始終するそれは世界の均衡にはノイズにしかならないことも知っている。
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