くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

AIによってすぐにも激変するワークスタイル

今まで人による経済発展が、AIの参入で人のペースを超えた進化の速さに戸惑う意見も多く残っているが、その罪があるとすればAIを使って人が人を追い込んでいく罪は問われるかもしれない。

 

AIで合理化されるであろう、仕事や作業工程の短縮によって、間違いなく人のワークスタイルやライフスタイルは、次元が変わるのは間違いなく、その姿は未知数だけに不安が増しているのは仕方が無い。

 

その動きは好む好まないに関わらず、既に進行しているという実感は職種によってまちまちだが、テレワークが漠然とその実例に挙げられても、導入が困難な職種では実感を得にくいため、好意的に取られやすい。

 

では、AI化による影響力がわかり易い、大手TV局の様な雇用形態を例に影響力を考えて見ようか。

 

放送業界(広告も同様)で、番組などメディア制作は既に以前から分業化は始まっていたが、制作は企画から編集までの業務が外注化され、TV局自体は広告代理店同様に、企業間の橋渡しなどの総合的管理が主要業務になっている。

 

本来の制作業務は、ソフトウェアのAI連携で人の経験に頼っていた、編集作業のユニット化やコンテンツフリー化で、技術の共有やコストカットが常習化している。

 

制作面の合理化よって、人事面の運用が大きな変化が起きていて、制作者は独立する傾向があり、既に外注化は当たり前に。

アナウンサー業務もフリー化推奨され、出来高制導入でスキル基準の明確化標準化にAI導入で管理評価の標準化が進みやすく、自宅勤務で雇用形態が正規雇用から非正規かしやすく、合法的リストラが進行している。

 

また、在宅勤務によってスタジオなどの価値見直しで、空きスタジオの一般者や企業へにレンタル、事業、社内にもAIやIT事業部門が設けられるなど新たな収入源となっていたり、自宅勤務で交通費や労務管理の削減も可能になった。

 

 

こうした具体的事例を見れば、他の業態でも起きうるAI導入の影響はイメージしやすいだろうし、他人事では無くなるのでは無いだろうか。

 

これらの問題で共通するのは、AIによるデータベースの共有化、業務のマニュアル化や自動化、それによって人権費削減と労務管理リスクの回避が可能となり、結果として多くの人材があぶれる結果につながった。

 

AIの進化そのものに罪は無く、利用する人間の運用動機に問題がある点は、しっかり理解した上で今後あぶれるであろう、フリー化する人材スキルをそれぞれがどのように改善していくかは、サラリーマン的企業依存する習慣の致命度を、すぐにでも捨てられるかにかかっているのではないか。

 

 

仕事の個人化する傾向は、AI導入の可否に関係なくどの業務にも適用されていく傾向は、加速しても減速することはないし、逃れられない以上その流れに対して、各々がどういった立ち位置を取るかしかない。

 

かと言って、関心が高まっている海外移住や資産流出させる回避は、簡単に飽和状態になるだろうし、根本解決には天変地異が起きない限りなり得ないだけに、国内で自分をどうスキルアップし価値を上げるか、この課題解決無くして根本解決にならない。

 

これからの個人は、Alの導入を恩恵として解釈し、もっと人の生活へ具体的にどう生かされるかに関心を持つべきで、間もなく迎える5Gインフラの導入で得るメリットを最大限利用し、その中で自分という素材を活かすスキルを考えていくべきだろう。