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自動車産業、世界市場に迷走する日本の姿

ほんのひと昔まえ、トヨタが米ビッグスリーを抜いて世界市場ナンバーワンになって、間もなく独VWが抜き返す、その後の次の覇者がトヨタでなくて、日産ルノー連合だという。

 

ここまで短期に入れ替わる自動車業界は、荒れている。

ここで気になるのは入れ替わる原因が、生産販売力の向上で無く、リコールなど問題噴出などのマイナス要因で、自滅していく流れになっている傾向だということ。

 

www.cnn.co.jp

CNN.co.jp : 日産三菱・ルノー連合、世界販売で首位 今年上半期

 

かつてのように独走状態独占業界で無くなった、自動車は価格と価値のバランスが良く、市場成長性の効率の良い製品だった。

しかしITの台頭で、モノからコトへの価値移動に始まった事で、コトの価値がモノの価値を上回り始め、モノは不可欠ではないけれど、コトを実現するまでの下地としてしか注目されなくなる時代を、器用に先読みして手を打てなかったために、致命的な遅れを取った。

 

日本は世界情勢を汲み取るのに遅れており、なおさら遅れた。

日産ルノーはゴーンをトップとしたグローバル起業で、柔軟性があったことから

今回の結果につながったのだろう。

 

その会社にしても、コト重視のIT企業の攻勢は受けきれないかもしれない。

車は今後単体で成立するものでなくコト(目的)とセットで成り立つツールでの価値が望まれて行くからだ。

一部のプレミアム性の高い資産としてのモノと認識される車以外は、ブランドを訴求していくのは至難の業、というより意味さえ持たないかもしれない。

 

職場の価値から見ても、人からロボットへと変わっていく流れから、働く人にもプログラミング以外魅力は減っていく業界。

日本はモノづくりで栄えてきた国、今後来ることづくりの時代に向けてどのようなスタンスを打ち出すべきか、正直今の日本は国際的に見て迷走していて、今年それこそ官民が垣根のない知恵の絞り合いが不可欠な時期に差し掛かっていないだろうか。