ブラックホールな国家中国対策において
誰もが一目置く経済大国となった中国。
統治する者が次々と入れ替わり、伝統はなくとも、
日本の規模からして数国分のキャパシティを持つ国は、
経済だけでなく比例して犯罪においてもスケールはケタが違う。
中国の景気が他国に比べて、低成長であっても比較に意味がないほど、
いくつもの引き出しを持つ国は、
まるで、数国分の国が独立して統治されているのと同じ。
かつてそんな国は無かった。
アメリカでさえ、すべてを敵に回すことが出来ないほど、
懐が見えない国。
「中国から密輸」ニセ旧札2億円 新札発表される中... - FNN.jpプライムオンライン
その中国の進む先の根っこにある目的は、中国共産党の意思によって決まる。
その巨大さ故に、彼らより先回りするには共産党の意図を先読みしなければならないが、それは相当の根気と思考力を必要とする。
それでも、彼らと対等以上に勝負せねばならない者は、なんとかしなければならない。
アメリカのトランプ陣営は、その最先端に立たされ、今のところ概ねうまくやっている点で賞賛に値するが、アメリカの動きを基に対策を立てる方法を早くから確率することが、対中国戦略の要になる。
その点において、日本はどうか。
現実的には、安倍政権はうまくこなしていると思う。
理想を言えばきりがないが方向性は間違っていないと言える。
要は、全体主義に走らず、牛歩ながらも手探りしながら確実に進む才能であり、安倍総理は苦い経験から、それを実践している姿勢は伺える。
ただ、方向性以外では、隣国の対応に曖昧な反応しかせず「舐められている」としか言いようがない。
国際世論に対しての、受け応えがどうしても不得手のようだ。
多くの国民を背負って立つ身として、石橋を叩いて渡るのは大事なスタンス。
だからこそ、隣人には明確にスタンスは主張すべきだと思う。