くろまのパーソナル・ワークショップ

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G7開催国フランスの真意と影響力

久々のトランプ大統領関連ネタになるが、中東の原油タンカーが攻撃されて以来アメリカがイランの動きを牽制すべく、久しぶりに友好国への結束を呼びかけた中で、日本は仲裁の道を探るなかで、G7開催国のフランスが起こしたこの配慮は、何を意味するのだろうか。

フランスは,G7で訪仏するトランプ米大統領には確認無しで、イラン外相を招き何らかの交渉機会を作ったようには見える、会談開催国の特権行使によって得る漁夫の利は果たして日本のそれとも同種のものだろうか? 

 

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CNN.co.jp : イラン外相、G7開催地を訪問 マクロン氏が予告なく招待

 

 フランス国内の情勢は、香港で起きている騒動によって影を潜めて見えるが、その実情は相変わらず国民の政府への不満は大きいことに変わりは無く、日本とは日産ルノーとの角質なども国内経済低迷に影を落としている中で、若き指導者の起こしたアクションが狙い通り画期的なものになるか注目だ。

 

日本にとっては直接利害のない案件とは言え、イランの心情には大きく左右し、日本の交渉成果にも繋がりかねないだけに,EUに拠点を持つ日本企業にとっては、計画しづらい要素になっていて、イギリスを含めた欧州市場の見極めを改める重要なきっかけになっている。

 

今のところ日米の経済活動への関係は、日本企業には優位に働いているものの、ここからのフランスの行動をどう解釈していくかで、今後の日本景気の生命線になる。

 

お隣韓国の日本への偏った動きは、大きな国内経済の影響力は小さいと言われるが、楽にクリアできるものでもないだけに、地政学的にも離れた中東とフランスの提携とも取れる行動にも多くのリソースを注ぎ込まなければならい二重パンチを切り抜けられることを祈ってやまない。