日本にはトラウマな中国の戦術
「沈黙の艦隊」で有名な、かわぐちかいじ氏の新作「空母いぶき」が、実写映画化し公開されたが、緊迫する東南アジア海域の覇権を描いた良作で、中国への日本人の在り方を巧みに描いていて考えさせる。
さて、米中貿易協定で、いよいよ本丸の動きが実行された、IT関連製品において米国内の製品にも例外なく影響する。
APPLEのiphoneはその最たるものだが、米政府はそこまでして何を成し遂げたいのか?
ファーウェイ製品の使用禁止に道開く米大統領令署名へ=関係筋 (ロイター)
歴代の米政府が忠実に実行してきたのは、圧倒的な世界での軍事優位性にある。
この点を自由にコントロールできる経済的優位性は、計り知れないからだ。
資本経済社会や市場を創造し牽引すしてきたのは、同国のマネー資本市場を守ることにほかならない。
そこで、それを脅かしかねない、とある中国企業の主張を日本人はどこまで信じるべきか?
現政府に限らず中国の政府は、日本に対し傍若無人な顔を見せてきた現実をもって、一企業の約束がどこまで角度が高いかどうか。
ファーウェイ、各国とスパイ防止協定結ぶ用意=会長 (ロイター)
同社の製品群は、世界的にも素晴らしく本来なら世界のトップを先導しうるポテンシャルを持っているのは、アメリカさえ認めざるを得ない事実であり、スマホを購入し所有欲を満たすのに何ら問題は無い。
問題は、同社に深く関わるであろう政府の「有事の影響力」に尽きる。
この国のの現政府の行動は、「初めは親密」で「最後は裏切る」を漏れなく実施する国で、それは国内の人民でさえ例外では無い。
その事実が動かない以上、同国内特に政府の息のかかった企業を信用するに足る理由を、どうつけるか?
一般人では決してその答えに近づけない現実の中で、あなたは納得ずくで、ここのスマホを買ってますか?