良き自動車の日々よ……
勝手に、自動車ブームを締めくくるんじゃねェ!
と叱られそうだが、令和の新時代を迎えるに当たり、自動車大手2社から悲報が舞い落ちる。
一つはパジェロ。
パリダカラリーで培った本物4躯の性能は、世界にも冠たる三菱自動車のご自慢テクノロジーだった。
デリカが残ったのは幸いながら、このメーカーも親会社があれでは……。
平成とともに去りゆくパジェロ 三菱自、国内向け生産・販売終了へ[新聞ウォッチ] | レスポンス(Response.jp)
もう一つはマーク2。
晩期に2からXに変わったり、ワゴン車が「霊柩車」と揶揄されたのも、良い思い出だ。
ハードトップのマーク2は、美しかった……
トヨタ マークX、コロナマークII から50年の歴史に幕 特別仕様車を発売 | レスポンス(Response.jp)
長年、定番人気車としての地位を誇った、2台がついにラインナップから外れる衝撃は、くるマニアには十分衝撃的だろう。
少しずつ外堀埋められてる感、増し増しだな。
「さらば、少年の日よ……」(999のBGMと共に♫)
基幹産業の民営化はマスト、豪語するアメリカン・パワー
通信インフラに限った事ではなく国の基幹を成す技術や産業が国営とすべきか、民営に依存するか?
国によって判断は異なるものの、世界全体がすでに人口抑制傾向に向かいつつあるように、有益な技術開発においては、国の管理下に置いてもメリットは少ないことを、日本の現状や中国の台頭で知っているはずだ。
トランプ氏「5G通信網の国有化に反対」、民間企業は迅速対応を - ロイター
民間企業ファーストのメッカ、アメリカ合衆国。
国名通り、独立の意思を持った州が束ねられた国家として、唯一資本主義を最優先させ実践する国家。
アメリカン・ドリームを旗頭に、
多くの国が中間主義を保つ中で、徹底した民間企業の完全自由化を目指す国。
彼らにとって、ビジネスの成功こそ正義であり、それによって国民と企業が対等に立てるチャンスを可能にする。
その模倣は、中途半端な国にとってもろ刃の刃となる。
共産主義をを創り出した者たちに抗うために、新大陸に築いた新国家は、
その理想と現実を1日として甘んじることなく、変革を続ける行動力を絶やさない。
金を世界経済の血液として流通させ、心臓の役割を自負する国は、
民間主導のビジネスこそが、唯一の原動力になることを信じて疑わず、
そのスタンスは、何が起ころうが決してぶれることはない。
民主主義を拠に女性天皇を祀り上げるより大切なこと
予め、筆者が天皇制について書くにあたって断っておきたいのは、過敏な反応をしがちな意見者の一人として、冷静に考えることを目的にしているということ。
個人的には退位された上皇の偉業は尊敬の念を抱く一人であり、天皇系統のお世継ぎにおいては、男系を理解し女系天皇論と女性天皇の相違も知る者として書くものとする。
その上で天皇制について立場を判断するのに、丁度良い記事をたまたま見つけましたので、参照させて頂く。
橋下徹「僕が考える令和以降の天皇制」 | プレジデントオンライン
その立場で、以下のような記事が招く天皇のお世継ぎの是非が混乱する渦中に敢えて入り、自己のスタンスを明かすものとする。
この橋本氏記事引用は、この意見はあり得るとは考えるも、支持不支持する意図は無く、記事中の天皇支持の要素を引用する意図とさせて頂き、その要素からすれば筆者は、(1)から(5)の天皇制支持要素全てを均等に支持し、全反論はしないものとする。
その上で、以下の記事に違和感と一種の危機感を持つと同時に、引く手数多であることに違和感さえ感じる。
持論の結論を先に言えば、年上の愛子さまはそれなりの判断をなさるだろうこと、それより切迫した問題は悠仁親王の安否。(プロの書く記事が「悠仁さま」と呼称しているのも不適切では?)
“愛子天皇”論が浮上 「令和3年」が大きな転換期に (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
この意見は、橋下氏記事の要素(1)にあたるもので、一見は女性天皇あるべき論を支持する意見と見えるものの、
民主主義のを採る日本では、愛子様は「女性天皇」成り得るものの、まず娘に時点の解釈で女系天皇とはなり得ない事実をご理解されていない方が、混乱を広げる可能性があるかもしれない。
さらに、筆者が懸念するのは男系候補1位の悠仁親王のお世継ぎが、順当なのにおいても、未だ愛子様を担ぐ論壇が絶えない点は、橋本氏記事の5つの要素で言えば、バランスを欠いている可能性があって、記事の意図が作為的であったかどうかによる。
こうした朝日系が出した記事の評価や反応如何では、先立て悠仁親王の通われるクラスルームに脅迫を示唆する凶器が置かれた事件が示すとおり、天皇お世継ぎには純粋な系統論とは、明らかに異を放つ不順な動きがあるという事実が見透かせること。
筆者は、比較的実利主義者のため、天皇の日本象徴の重みを例えれば、(1)男系系統を曲解させたり、混乱を招く意見は、日本の優位性に不合理と考えるので、記事の意図が発行元の意図と相似であれば、そのスタンスを支持できない。
引用記事に例する類の意見より、今起きている事件を併せてみるに、紛らわしい思惑が必要以上に台頭することがあると、基本的な見落としが起こることがある。
注目すべきは国内外の思惑によって、本来系統される悠仁親王の身の危険性を危ぶむ事件と、その危険性をを高めることになりかねない点。
この視点は、昨今問題視される幼児虐待・無用な子供の自殺や交通事故死に重点を置いていて、私たち国民は、単なる天皇制の価値基準のみで判断せず悠仁親王を、未来を担うひとりの子供としての存在であるのを十分考慮し、言動すべきと感じた。
だから中華製品は悪か?使い倒せ、そのコスパの再考
中華デバイスが、コスパ最強とは言えなくなって久しく、かつて人件費と人材量を武器に成り上がった中華製品は伝説と化した感が否めないと思っていたが、コスパが多少悪くなろうが中国政府の評判で使いにくかろうが、それに関わらない範疇でも使いみちはあるように思う。
ガジェットマニア、いわゆる購入依存症でなくとも響く中華製品はある。
たとえば、モニター。
19型液タブが約6万円から。中国勢の注目株、Huionが2機種を日本発売 - Engadget 日本版
自称アーティストでなくとも、このデバイスのような国内で有名でも日本じゃ新興企業の作るデバイスは、情報入手に難儀するものの、アンテナ張っておけばぼちぼち普通に入手できる時代。
絵描きでなくとも、ネットを多用するむきには、こういう高性能入力系デバイスは地味にネットライフを豊かにしてくれる。
小型PCを隠して、このモニターだけインテリアっぽく配置しておけば、室内のシンプルさにこだわる諸氏にはうってつけで、スマートで手軽にネットサービスを利用できる。
大型モニターのインテリア化は、1インチあたりの価格の低下が著しく、タッチモニターが増えたことで、手軽に購入しやすくなっている。
中華でなくとも商品の裾野は広がっていて、費用対効果の優れた製品が増えた。
軽量15インチディスプレイ「Vinpok Split」がキャンペーン開始 | ライフハッカー[日本版]
こうした液晶モニターは、単なる映像や画像を出力する装置ではなく、マウスのような入力機能と併用できるメリットは大きく、両機能を備えたコスパの高いモニターは進化し大型・低価格化されてきた。
TV化もPS4などのゲーム機があればネトゲ派には重宝するし、個々に情報家電を揃えて室内を煩雑にする必要がなくなる汎用メリットは、とてもデカイ。
コスパ最強と言われ続ける中華IT・家電製品、その先どうなるかが重要ではない、
お得だと感じるかぎり“使い倒す”だけ、そのスタンスはかわらない。
新しいヒロイン、新時代へ期待の象徴
しょこたん(中川翔子さん)が平成天皇退位特番のMCとして、ふさわしかったのかの話題の記事に、ちょっと絡んで見る。
中川翔子 NHK「退位特番」に出演 ネット沸く「何故しょこたん!」/芸能/デイリースポーツ online
NHKそのものが提供される強制的資金調達が問題視され、サービスのコスパや局内既得権益などの特殊性が毎日のように賛否両論巻き起こしたものの、同社の制作してきたコンテンツ群は、結構評価は高くして良いと思う。
実際最近特にヒットする「ブラタモリ」「チコちゃんに叱られる」、ドラマでは「特撮ガガガ」などドラマ企画が面白く、ヒット連発・世に出した。
キャスティングの姿勢も、他社に無い潤沢な予算と企画量で、新しい才能を世に出してきたという実績は評価していいし、事実これまでにも意外なキャスティングが話題になった例は民放以上に多いのではないか。
そのNHKが、平成天皇退位の特番に、しょこたんを起用した背景と意図を考えると、ヒットメーカーNHKの今後のキャスティング・ボードに対する姿勢が垣間見得ないか?
筆者がいうまでのなく、しょこたんは老若男女問わず幅ひろい支持を得ている穴場的タレントとして認知されているし、日本が誇るアニメなどのジャパンブランドに精通し、人懐っこいアイドル性や知名度も十分な彼女にとって、これまでの平成時代を締めくるるTV番組のMC像を担わせる狙いは、彼女のタレントとしての将来性と可能性に期待し、同時に来たる令和へのそれに重ね合わせたのではないだろうか。
昨今のかつて民放と比較して超保守的とされたNHKの制作姿勢が、平成時代に大きな転換点を迎え、視聴率を落とす民放各社の低迷をよそに、怒涛のごとくいい意味で期待を裏切ってきた、新生NHKの繰り出す意外性を私たちは見せつけられてきた。
そのNHKが、例え厳格であるべき天皇に関わるテーマにも果敢に改革の手を惜しまなかったことが、このキャスティングにも、出ていないだろうか。
最近の民放も、かつて保守派だった国営放送局を一定のリスペクトする動きが活発になり、予算がとぼしいとされる東テレなども、得意分野の経済や捨て身の企画でバラエティのジャンルで、ヒット番組や定番を打ち出して来ている。
いずれもネット時代過渡期に苦しむ既存メディアの奮闘は、令和にどのような花を咲かせるのか、それとも淘汰されるのか。
前向きには新しい風をいずれは取り入れていくことになる、前にその可能性へのチャレンジはNHKの特番のキャスティングに見えるものだし、今後も試行錯誤すべきでその行方は筆者のようなTV世代を大いに沸き立たせてくれるものだ。
そのチャレンジとして、しょこたん起用は前向きで納得できるもの、と評価したいし彼女の今後の活躍に素直に期待したい。
人の脳のマルチタスク
人間の脳みそは、同時並行思考はできても、身体を伴う同時作業はできないと言われる。
以下の記事が詳しく説明しているが、重要な点を補足する。
人間は本質的に"マルチタスク"はできない | プレジデントオンライン
長期タスク、中期タスク、短期タスクに分けて作業は、できる。
人の脳は訓練によって、並行思考で2つ以上の作業を管理はできるので、時間管理を明確にできれば、表面上同時作業しているように理論上は可能だが、即できるほど容易でない。
脳生理学の一般解釈では、男性脳より女性脳のほうが、右脳左脳の連携が発達していて、言語(おしゃべり)やながら作業(家事など)に向いていると言われますので、ここだけ捉えれば女性脳の方がマルチタスクに向いている、と言えるかもね。
しかし人間の構造は、それ程単純でなく遺伝的要素も絡めると、向き不向きは千差万別だろうし基本、訓練次第と言うのが結論になる。
訓練の適正には、男性より女性の粘り強さが優位に働くかもしれないが、男性の闘争心を上手に使えば、どうにでもなるだろう。
要はモチベーション(やる意識)とアクティビティ(実行力)の地道な継続をしたものが、その能力を自分の人生に役立てられる、という事実を認めることから始めよう。
AIとITが生み出す近未来の就活像
結構地味なAI社会のリアリティのある予想。
こんな記事を見つけた。
新卒採用の最前線、テクノロジーを使って「ここ」まで見られてた! (平岩 力) | マネー現代 | 講談社(1/3)
これができるのなら、近い将来の就活に履歴書は要らなくなるのだろうか。
そうなら、むしろ大歓迎なのだが。
AIはそもそも道具であり、製作者の意図がまともに反映されるので、それをいちいちAIのせいにしてはAIが可愛そうだ。
その分、正しく利用者のメリットにつながる開発をすれば、もっと多くの恩恵をもたらしてくれるだろう。
就活で、企業側都合でより複雑な仕組みにされつつある傾向を、AIでシンプルかつ省手続き化してもらった方が、人は集まるんじゃないか?
企業は、人員削減にも繋がるし、
ただ人を介さなくなる分、そうして徐々に殺伐とした人事となり、
より人が働く場所は肩身が狭くなるのは避けられないでしょう。
それでも、AIが人を支配することは絶対ありえない、
AIを支配する「人」が、より多数の人を支配しやすくなるということに過ぎない。
その意味で、
人とAIの立場の逆転「シンギュラリティ」に近づくかもしれないが。