くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

転職する権利と自分のブランド価値

表題の事実性を確かめるためには、自己の価値を知っておく必要があるが、転職する権利が存在することをあからさまに認めないか、そらそうとする日本企業は多いようだ。

 

企業に雇用される人々が比較的多い日本に対し、貧しいながらも自営する道を選ばざるを得ない海外のとの事情差は、景気が飽和した国と発展の余地がある国とでは当然差がある。

 

その比較として見れる記事を参照すれば、労働者の意識の差は金の量に依存している現実を、我々に突きつけてくる。

 

www.itmedia.co.jp

退職しない、できない日本 「井の中の蛙」化で昇給額も低水準 (1/3) - ITmedia ビジネスオンライン

 

日本の事情で言えば、本来消極的であったはずの企業が、副業を提唱仕出したり、早期退職者を募るのは、企業側の運用資金のストックにこだわり過ぎて、その運用方法を顧みない企業には、最も有効で安易な手段だ。

 

体力のある内に、最も高負担な人件費を棚卸しする計画は、むしろ無計画な証であり、幹部の経営行動や計画が、あまりに自身が持てない、他力本願なものだと暴露していることと同じである。

 

本来なら、企業価値を投資家にはかられるのに不利に働くこの行動をあえてするには、それ相応の無責任な行動力がなければできるはずがないのだが、これが現実である以上自己の無能さを晒してまで得られる評価は何なのだろうか?

 

雇用される側は、この現実を自分と会社の話に置き換え、差しで自分という商品を売り込めなければ、副業以前に彼らに商品価値だけを吸い取られ、残りカスは躊躇なく無視されるに違いないのだが、どれほどの現実逃避者が今後溢れ返るかが見ものと言うこと。

 

安定した彼らの牧場に命を委ねる子羊は、主の言葉を疑うことなく信じ、自身が肉としてしか価値を認められていない不公平さに反抗さえしない。

 

発展途上国から脱皮し、先進国へと過渡する時に、この不条理に気付かされなくなっていく弊害が日本では起きていると言うことで、牧場主が自由の宴に興じる様を、まるで自分の将来と重ねる姿は、常に彼らに盗撮され、彼らの悪趣味な暇つぶしに楽しまれてている。

 

目から押し込まれる情報は、むしろ心で見るビジョンを歪めてしまう悪影響を呼ぶのか。

 

あの映画でも警告していた、

 

目で見るのではない、心で感じるのだ……

 

その真の意味を、単なる娯楽で済ませては宝の持ち腐れだ。

 

なのに、上級市民と言う価値は、ブランド化されますます注目される。

 

それはあなたがそのブランドを身にまとうための助言でも宣伝でもない。

 

あからさまな、彼らの行為の正当化宣言であり、旗揚げでしかない。

 

それさえも見過ごすのなら、

ブランド価値など無いと、自ら権利を放棄しているようなものだ。